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ブラックホーク・ダウン再び

 アフリカの地図出しておくか。

 あまり大きなニュースにもならないが、ソマリアはずーっと暫定政権とか暫定大統領のような気がする。それこそ90年代初頭の混乱、映画化された米軍(国連軍だっけ?)の介入以来、ソマリランドやエリトリアとのゴタゴタも含めてわけわからん状況が続いている。今年の初頭あたりに海賊騒ぎで何度かニュースになっていたけど、最近はどうだろうか。

 テロがらみでイスラム原理主義勢力が安住の地を追われている昨今、こうした不安定で貧乏な国はテロ団体の温床になりがち。っと思ってよく見たらソマリアって国民の9割がムスリムの立派なイスラム国家じゃないか。ソマリア・ジブチ・エチオピア・ケニアあたりでイスラム連合国を作る手もアリか。最貧国連合で欧米からは援助金たんまりもらい、中朝に資源輸出で目指すは核武装。目指すは夢と消えたアラブ連邦のアフリカ版だな。

 ヨタ話は置いておいてまじめに最近のニュースを漁ると、6月くらいに原理主義勢力が首都モガディシオを制圧したみたいね。ワールドカップの観戦を禁止・妨害して死傷者が多数出たり、早くも香ばしい状況が展開されている模様。ソマリランド vs 氏族連合に新たな勢力出現で、ソマリア三国志ってところか。みなさん政治的立ち位置、居住地域、宗教とぜんぜん違う次元でまとまっているので落ち着きようがありません。

 そうそう、イスラム教の国とは言っても、ソマリアのイスラム法廷連合みたいな原理主義者は普通のイスラム教徒とは一線を画して考えるべきだ。彼らは政治にイスラム法の施行を望んでおり、文字通りの原理主義者である。そんなもん不可能に思えるんだが、コーランに政治についての記述があるんだから仕方が無い。とある一時代、ムハンマドにはじまるイスラム国家が中東を席巻した昔ならともかく、神学校も重婚もヒゲも現代では無理がある。ヒゲは許すが。

 首都を制圧した法廷連合だが、ソマリランドやら氏族レベルでの抵抗勢力との共闘のため(?)、旧政権(相変わらず暫定政権だが)とはすぐに休戦した模様。しかし旧政権のバックにつくエチオピアが偵察部隊を派遣、法廷連合が抗議するとエチオピア政府はこれを否定。もうわけがわかりません。エチオピアといえばエリトリアとは長く国境紛争があったけど、エリトリアが介入するとすると間にはソマリランドがあるという複雑さ。

 コンゴではようやく選挙、スーダンも15年来の騒乱に終止符を打ち平和宣言、一方では混乱収束の兆しも見えるのに、あいも変わらず十年一日のごとき紛争地域もある。…スーダンのバシル大統領はワシントン・ポストの関連誌による「世界最悪の独裁者10人」2年連続で第1位、あの金総書記を首位から引きずり下ろしてますが。ま、中の人が平和ならいいんじゃないでしょうか。昔は独裁者つーとアジア地域が名門だったけど、最近じゃ金総書記くらいで寂しいね。ミャンマーだかの議長とか中国の胡主席には頑張れ。超頑張れ。とエールを送らせて戴きます。

 話がそれた。政治が中世レベルのアフリカでは、外交なんていわばエゴとエゴのシーソーゲーム。ビスマルクのようなバランス感覚の良い政治家が現れて欲しいけど、現状では無理な相談だ。とすると織田信長やアレキサンダーの方がいいのかな。イスラームの呪縛を排除し、民族や宗教を超越した大アフリカ主義で世界新秩序の建設に邁進して欲しい。とすると兵器は東側、ロシアや中国製が主体なわけだけど、T90とかって砂漠で運用できるのかな?人間は山ほど居そうなのでメルカバは要らんと思うけど。それ以前にイスラエルから買えるわけないか。戦闘機もクフィルとかミラージュじゃなくミグやスホーイが主力。Su-25はコンゴ内戦やらコートジボワールで実績あるな。A-10との対決には萌えるものがある。

 腹黒いものが夕暮れ 更に黒いものを叩く。アフリカはいつまでたってもこのループから抜け出せないわけだけど、大国の出現を許さない欧米の詰め将棋が上手いのかな。しかし案外このままちょっと平和になって、教育レベルと安定した選挙が行われれば、健全なナショナリズムが育って立派な軍事独裁国家が出現するやもしれん。先に「民族や宗教を超越し~」て書いたけど、これってモロにイラクの旧フセイン政権だな。大イラク主義、要は中華思想で国をまとめ、反対勢力は侵攻、併合。当然周りは敵だらけになる。イランはイスラム原理主義国家なので敵、王政のサウジやクウェートは論外、エジプト&シリアはアラブ連合のライバル。ちと中東は敵が多すぎるな…長年の宿敵イスラエルが強すぎるし。謙信と信玄のようなものかも知れん。

 宗教と欧米がさしあたっての敵、てことになると味方はロシアと中国。世界三大馬鹿国家のうち過半を味方につけるわけで、遠交近攻の原理にも適ってるし悪くないと思うんだが。人口の多いアフリカの国家が、人海戦術でガンガン押しまくるのは共産主義的で実によろしい。その際は是非とも政治将校の役をやらせてくれ。そして不安顔の新兵に『上陸したら「銃か弾」を受け取れ!』ってセリフを言わせてくれ。敵が一万発の弾を持っていたら二万人の兵で突撃すれば勝てるのだ。アフリカにはMig29ファルクラムやSu35フランカーを買う成金国家もあったな…おっと、ここは夢を語る場では無かったか。

 いまさらに懺悔しておくと、最初は経済のグローバリゼーションと、それによる破綻国家の続出に見るパラドックスを考えてたのよ。ソマリアがちと萌える情勢になったのが悪いんじゃい。あと、福井晴敏。戦国自衛隊リメイクする暇があったらそいつらアフリカに送れよ。戦国もアフリカも大差ないだろ。太平洋戦争に送るのだけはカンベンな。志茂田景樹になっちまう。和服着て空にAK47バリバリ打って星条旗燃やすのもそれはそれで面白いからアリだけれど。

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2006年09月29日 01:38に投稿されたエントリーのページです。

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