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最適オイル粘度のナゾ

 俺の普段使いのオイルは純正指定と同じく10W-30だ。軽自動車にこだわっても仕方ないし、壊れなければ何でもよかろう。オイル交換は品質よりも頻度が重要である。もちろん、高品質なものをちょくちょく交換するのがベストだろうが、地球と女性にやさしい当研究所としてはエコの観点からもオススメできない。

 ともかく、オイルや添加剤教には関わらないようにしてきたのだが、ちょっとした拍子に良いオイルを入れてもらった。フル化学合成で12.5W-40というシロモノで、プライス等から想像するにこのあたりではないかと思われる。オイル銘柄を変えたところで気休め程度の効果も無かろう、と思っていたら意外な所で効果を確認できてしまった。ブローバイの量が減ったのだ。直接それとわかるわけではないが、トゥデイのエアクリーナの下部はオイルで汚れる。その汚れの量が目に見えて少なくなった。

 銘柄云々は置いておいて、高温時の剪断抵抗が安定して高いオイルが、結果的に経年劣化・磨耗でクリアランスの広がったエンジンにマッチしたということか。確かに旧車では機械抵抗を無視し、20W-60なんてオイルを使う。ブローバイの量に影響するほど油膜保持性能が変わるとすると、エンジンの実効圧縮比すら変わってくるかも知れない。

 固いオイルで圧縮比が上がるとすると、当然の事ながら膨張比も上がる⇒比出力が向上する。つまり全開走行時の出力が上がり、巡航時はアクセル開度が小さくて済む。なんだか巡航時はポンピング損失が増えそうな感じだが、結果として吸入空気量が少なければガソリン消費も少なくなる。適度に固いオイルは燃費を向上させるのだ。

 最近の小排気量車は0W-20なんて柔らかいオイルが純正指定だが、これは工作精度の向上によってピストン・シリンダほかエンジン内部のクリアランスが以前より詰められているからだ。油膜も圧縮比も十分保持できる設計になって初めて、剪断抵抗の低減を考えられる。よって旧車に柔らかいオイルを入れても良いことは無いし、燃費だってヘタすりゃ悪化するかも知れない。

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 さて、交換の時期になって何となく入手したオイルは10W-50、フルシンセティックのレーシンググレードである。量販店ではあまり聞かないメイクだが試す価値はあるだろう。3缶写っているが自分で使い切るつもりなので、希望のムキはこちらなどで入手して欲しい。ちなみに20L缶だとY!オークションで16000円送料別くらい。交換作業だが、普通にジャッキアップして潜って下抜きで交換した。トゥデイだとドレンがオイルパンの底からさらに下に付いているので上抜きは難しそうだ。ドレンは17mmでメガネレンチで外すが、付近を通る触媒~マフラーに注意しないと火傷する。俺は豚革の手袋を愛用しているが、この手の作業に軍手を使うのは素人である。エンジンとオイルパンの形状からジャッキアップしたままだと抜けきらないので、ジャッキを徐々に降ろして更に抜く。事前にタイヤを外しておくとギリギリまで前傾させられる。
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 抜けたオイルを処理箱に移し、ドレンボルトをパーツクリーナで洗浄、前回交換時ワッシャを忘れていることを発見し、苦笑する。今度はワッシャを付けて取り付ける。ふざけたドレン位置の設計の関係で付近のマフラー(フロントパイプ)あたりがオイルまみれになるので、パーツクリーナで丁寧に洗浄する。もしくは後で走行して過熱して白煙とする。ここで予期せぬエラー発現。オイルエレメントの予備が2個もあるのに専用レンチを紛失したようだ。仕方が無いので素手で外そうとするが、さすがに無理である。付近にエキマニがあるので腕が火傷しそうだし、奥まっていて力が入らない。エレメントは前回も交換したので今回は見送りとする。

 気を取り直して新油を計量ボトルに入れ、エンジンヘッドカバーのフィラーキャップから注ぎ込む。目分量で2.8Lほど入れたら、レベルゲージで確認する。多すぎた。ゲージの上の印から更に5ミリほど多い。まぁ実用上問題無かろう。気が向いたらエレメントだけ交換する予定なので、その分と考えればちょうど宜しい。軽くその辺を走って問題ないことを確認、で終了。

 以前ヘッドカバーパッキンを交換し、直ったかに見えたオイル漏れ、実はタイベルカバー付近?からも漏れていたことが判明。漏れというか滲みレベルなので放置する予定だが、直すとするとエラいめんどくさい部分だ。ついでにタペット調整なんかもできるな。雪が降る前にやるか、このまま冬を越すか、微妙な選択肢である。

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2006年09月05日 00:11に投稿されたエントリーのページです。

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