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電流出力アンプ

 懸案のオウルテックSP277Tの変造。バラして臓物引きずり出して放置プレイだったのだが暇つぶしに取り掛かる。

 パッと見はボリュームとトーンコントロールがあるくらいで極めて単純なIC一個の回路なのだが、品番を打ってもデータシートが見つからない。というか同名の(?)データシートが引っかかるのだが、全然関係ないようだ。Transient Voltage Supressorってなんだそりゃ。どうも過渡電圧をどうこうするもののようだが明らかに無関係なのでパス。

 しょうがないので自力で解析する…といってもICの足から回路を追っていって適当に当たりをつけるだけなので楽勝である。足は12本もあるが要は電源と入力と出力だ。出力が2つあったり(一方は小容量のC経由して合流、bootstrapか)帰還抵抗がGNDに落ちる前にコンデンサがあったり(配線が見づらい)色々混乱したがおおむね判明した。

 この手のアンプICのお約束として出力側から入力に戻る帰還回路の抵抗が一個しか見当たらない(もうひとつは内蔵であろう)ので、現状での増幅率は不明だが関係無いので無視する。この回路に著作権があるかどうかは知らないが、帰還抵抗は1.5kオームで電源部分は10.5V/1Aの1電源回路のようだ。

 回路このままで抵抗比の変更のみでゲインを上げても大丈夫そうなので、オウルテックの小型スピーカーのラインナップは全部同じなのではないか。実際、混雑している基板上も注意深く観察すると空きパターンも散見される。

 さて変造だが、帰還抵抗とGNDの間にコンデンサがあるので帰還抵抗と入れ替える。そしてスピーカーのマイナス側の線を切り離し、帰還抵抗のホット側に接続する。これでスピーカーそのものが帰還ループに入ることになる。そして帰還抵抗の値を0.3~1オームくらいにする。やることはざっとこれだけである。

 増幅比を決める抵抗は聴感上も影響がありそうなので選定が難しそうだが、そもそもそんな抵抗の手持ちがあるはずもない。手元の配線の被覆をバラしてその中の一本を抵抗として使う。20cmくらい使ったが、もう少し短くても良いようだ。電線というのは驚くほど抵抗が大きいものである。

 さて、とりあえず配線をすませたところで動作確認である。…が、やはりというか何と言うか、左右を間違えて音が鳴らなかった。こんな適当でも壊れないICアンプは便利である。ディスクリート構成の普通のアンプなら速攻で涅槃であろう。帰還回路付近は配線がややこしいので出力側を入れ替えて対応する。と、無事に音がなるではないか。まぁ当然なのだが。

 早速インプレと行きたいところではあるが、ハコも開けたままだしセッティングどころではないので今日はここまで。適当にネジ止めすればいいんだけど、ここまでやったからには電源もアンプも別箱にしたいし、ホットボンドで適当にくっつけただけのハコに吸音材を追加せねばならん。明日ホームセンタに買出しに行こう。

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2006年09月01日 02:45に投稿されたエントリーのページです。

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