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コゾー、憧れの2輪

 最初に言っておくが、俺はあくまでも4輪乗りで2輪に関しては免許も無ければ知識も無い。しかし初めは誰だって無免のコゾーだったわけだ。齢27にしてコゾーを名乗るのはどうかと思うし、『いいトシこいて』というかこき過ぎだろう。まっとうなライダーの方は本エントリを真剣に読まぬほうが良かろうと思う。

 昔、うちの実家にはショボい50ccのスクーターがあり、主におかんが乗っていた。あれは俺がまだ小学校の頃、一人トボトボと学校から帰宅していると偶然おかんに遭遇した。それで30mくらい前に乗せてもらって走ったが、あまりチャリと変わらないし安定しているように思えた。正直言って『こんなもんか』程度であり、その後数回親の留守に鍵を(中略)だけで、興味を失った。

 その後高校の頃、一緒によく遊んだ悪友がNS-1に乗っていた。エンジンは50cc(2スト)ながらも素人からみてちゃんとバイクの形をしており、至って真面目な高校生だった俺の目にはとても本格的に見えた。相鉄線和田町駅から横浜国大付近までノー(中略)どうだろうか。やはりNS-1は後部のガソリンタンク付近が破損してる個体が多いのかな。

 その後いろいろあって、札幌から半年ほど川崎に舞い戻っていた時期、この悪友と再会しちょくちょく走ることになる。あれから6年ほどの月日が経ったにも関わらず、彼は未だにNS-1に乗っていた。2輪の免許を取らないのかとか以前に、こいつに乗っていて4輪の免許を維持するほうが大変だと思うが。おそらくガソリン代以上に反則金を払っていたのではないかと推察する。この時期はおかんが持ってきたスクーターのDioを駆り、稲田堤から甲州街道経由で新宿まで通勤した。冬は寒くて閉口したが、例のグリップカバーがあれば常にバイクで行っていたかもしれない。

 その友人が何を血迷ったかCD50をヤフオクで入手し、彼のNS-1、俺が乗る激調整不良のCD50の2台で深夜、池袋、お台場、横浜を回ったのも良い思い出だ。2輪の免許が無いのに原チャリだけでスクーター、ロードスポーツ、ビジネスバイクと別々のミッションを動かしたのは貴重な経験になったと思う。まあちゃんとした社会人なら中免取ってNS-1を51cc登録すべきなんじゃないかと思うが違うか。違うな。

 札幌に戻ってきてからは気の迷いで買ったトゥデイ(4輪のほう)をゲタ代わりに乗っているが、正直ここまでいじるとは思わなかったしそれ以前に壊れると思っていた。今でも整備するときはぶっ壊す気マンマンで、いったい直そうとしてるのか壊そうとしてるのかワカラン無鉄砲っぷりだが、幸いにして素人にはそこまでの整備スキルが無いため大事には至らない。それにしても北海道で困るのは冬の厳しさである。屋外駐車場では整備どころではない。4月からは屋根つき車庫になったが、それでも氷点下でのオイル交換など考えただけで気が滅入る。

 そこへいくと2輪は楽である。シーズンオフには何をどうやっても走れなくなるので、妙な未練を抱く必要も無い。ついでに冬タイヤ代も要らない(余談だが、郵便は真冬でもカブで走っている)。4ヶ月は引きこもるので、車庫保管のついでにエンジン下ろして部屋に持ち込んでイタズラもし放題。1/1スケールで実用可能なプラモと考えるととても魅力的だ。住んでいるとあまり実感が湧かないのだが、北海道はどうやらバイク乗りにとっての聖地らしい。車でもアホみたいな長距離を走るのが大好きな俺にとってはうってつけ。

 ところで今売ってるバイクってどんなのがあるのだろう。そう思ってホンダスズキヤマハカワサキのWebを順繰りに見た俺は顎を落とした。俺の大好きなフルカウルのレーサーレプリカがほとんど無いではないか。バイクではアホみたいなスピードは(怖いし)出さないから、せめてアホみたいなスピードが出せそうな形をしていて欲しいのに…。何ということだ。もう夢も希望も無い。世も広末だな。

 そうなると中古か…と思ってアレコレ見てみると、平気で80年代~90年代前半のバイクが流通している。車だとかなりタマ数が減る年式でも2輪なら平気だ。バイクは雨ざらしで朽ち果てていくイメージがあったが、そうでもないようだ。よくよく考えると走行距離は車より短いし、雨ざらしでは泥だらけで乗れないので車よりも屋根つき保管率ははるかに高い。しかも北海道では年の三分の一はシーズンオフだ。耐久性の低い高回転型エンジンも、整備しやすさとコストの安さでだましだまし延命されているのだろう。ついでに整備も(練習)させてくれるとは、これは都合が宜しい。程度問わずのゴミを拾ってきて弄るのが良かろう。免許取得への意欲がそこはかとなく高まるのを感じた。

 結局、いつもいつも修羅道を選んでるような気がしなくも無いのだが…

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2006年09月14日 01:29に投稿されたエントリーのページです。

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